ボルダリングの大会は初心者も参加できるの? 大会のルールも解説!

ボルダリングの大会は初心者も参加できるの? 大会のルールも解説!

現在人気沸騰中の「ボルダリング」。少し自信がついてきて大会に参加してみたいという初心者の方も多いことでしょう。しかし、初心者向けの大会もあるのか気になるところです。

そこで今回の記事では、ボルダリングの大会について解説します。

ボルダリングの大会でのルールとは

ボルダリングというと、壁に設置されたホールドいう突起物を使ってボルダー(コース)を登っていくスポーツですが、大会ではどのようなことが求められるのでしょうか。また、その順位はどのように決まるのでしょうか。

制限時間内にどれだけコースを制覇できるか

最大12手程度の複数のボルダーを対象にいくつ登ることができたかを競う種目になります。ボルダリングの勝敗を決める最も大きな要因は、どれだけの数のボルダーを制覇できたか、になります。

一般的には予選、準決勝、決勝の3ラウンドで行われ、予選では5本、準決勝と決勝では4本のボルダーに制限時間内であれば何度でもトライできます。

ボルダー制覇の基準は、高さ5メートル程度の壁に設置されたトップのホールドポイントを両手でつかみ安定した姿勢をとることです。トップホールドに両手で触ることができるまで、制限時間内であれば何度でもチャレンジできます。基本的な制限時間は5分間で、決勝では制限時間が変わることもあります。

登る位置と少ない手数で登ることも重要

優劣のつけ方は、制覇したコースの数だけではありません。制覇したコースが最も評価されますが、次に評価されるのがコース攻略中にある一定の地点に到達すると得られる評価です。これを「ゾーン」といいます。また、その次に評価されるのがどれだけ少ない手数で登れたか、トライ回数の少ない方が評価の対象となります。これを「アテンプト」といいます。

勝敗の決定方法とは

まず、どれだけコースを制覇したか、完登した「ボルダー数」で勝敗が決まります。ボルダー制覇数が同数の場合、次に評価するポイントが「ゾーン数」です。ゾーン数も同数の場合に最後に「アテンプト数」で勝敗が決まります。

優勝を目指す場合には、まず、ボルダー制覇数を誰よりも多く稼ぎ、保険としてゾーン数やアテンプト数を意識すると良いでしょう。

大会の一般的な流れ

一般的な大会の流れは、8~9時頃に受付が開始されます。受付でタイムスケジュールなどのプリントを貰い、開会式を待ちます。大会によってさまざまなルール説明がされます。開会式が終わりますと、いよいよ予選が開始されます。予選通過後はそのまま決勝か、もしくは参加人数によっては準々決勝、準決勝という順番で行われます。決勝後は表彰式です。ただし、大会によって異なる流れもありますので、事前にタイムスケジュールを確認しておきましょう。

ボルダリングの大会は初心者でもチャレンジできるのか

ボルダリングの大会は初心者でも十分にチャレンジできます。いきなりボルダリング歴が長い人と戦うことになるかもしれないと心配になってしまう方も多いかもしれませんが、まずは、ボルダリング初心者の大会や、大会参加の醍醐味を見ていきましょう。

さまざまな大会で初心者用大会がある

ボルダリングの競技人口が増えてきたこともあり、さまざまな大会で初心者用の試合が用意されています。初心者用の大会では、自分と同じぐらいのスキルを持つ人同士の腕試しという気持ちで、参加することをおすすめします。初心者で大会に参加して早々に負けてしまったら恥ずかしい、と考える人も多くいらっしゃいますが、大会への参加は試合に出場することだけで終わらないほど、人脈が広がるきっかけにもなり実りの多いものです。

初心者は他のボルダーを見るのも大事

初心者ボルダーのスキルアップのためには、他のボルダーを見ることが大事です。他のボルダー技術で自分に取り入れられるところを探すと良いでしょう。試合の緊迫した雰囲気の中、自分と相手を比べることでよりボルダリングの技術と試合に慣れていきます。

また、自分だったらこのコースをどのように登るのかを考えるオブザベーションの技術向上も見込めます。試合当日は、全く未知のコースと出会うことができ、新鮮な気持ちで楽しめます。

上級者のボルダリングは見ていても楽しい

上級者のボルダリング大会も並行して行われている場合は、上手な人のボルダリングを観戦できるのも楽しみの一つです。上級者になればなるほど、ボルダリングの技術も美しくなります。上級者のボルダリングを見ることで自分の技術向上にもつながりますので、学ぶことを平行して行える点が大会の醍醐味です。

ボルダリング大会での注意点

インストラクターの指示に従うこと

ボルダリング大会の会場では、インストラクターの指示に従うようにしてください。会場で危ない場所や、ボルダリング大会中の注意事項の説明を聞き逃さないようにしましょう。インストラクターから指示されることを守ってください。

ボルダリングには危険が伴うことを自覚すること

ボルダリングは楽しいスポーツで安全面にも配慮されていますが、高い壁を登ることに変わりはありません。地面には落下時の衝撃を吸収するマットが敷かれていますが、選手は安全器具などを装着しません。試合中ともなると興奮と緊張で周りが見えなくなることもあります。そこで一番重要なのが、危険を伴うスポーツを行っているという自覚です。この自覚があるだけで行動が慎重になります。

まとめ

ボルダリングの大会には初心者も参加でき、初心者用の大会も整備されています。大会に参加して真剣にボルダリングに向き合うことは技術向上に役立ちます。また、上級者の技術を観戦できるチャンスでもあり、刺激にもなります。

ボルダリングにご興味のある方は、まずは体験してみてください。大阪市でボルダリングジムをお探しの場合は「Galera(ガレーラ)」へどうぞ。ボルダリング未経験の方を大歓迎しております。