ロッククライマーとして飛躍を遂げる一宮大介選手のルートセット

国内外の名だたる外岩登頂で注目を浴びている一宮大介選手は、自分のチャレンジだけでなく、ルートセッターとしても人気を集めています。
クライミングジムの新規オープンをはじめ、イベントやマンスリー課題など、ルートセットの依頼が絶えません。

そんな一宮大介さん、大ちゃんのルートセットはもちろん外岩からインスピレーションを受けたものが多いんです。

まず、ホールドのチョイス。
最近は大きなホールドを使ったジムのルートセットが主流の中、小さくて持ちづらい「カチ」をつけることに迷いはありません。
もちろん、外岩では、「カチ」の比率が非常に多いからです。

そして、外岩で特定の課題を登った後、そのインスピレーションで課題をセットしたら…
実際の外岩の課題より難しくなっていることも!

そんな大ちゃんの課題は、いろんなムーブ(動き)が詰まっています。
狙ったグレード(難易度)に対してセットした課題が難しすぎると議論になった時、ムーブを変えてグレードに合わせるのではなく、みんなにやって欲しいムーブを残したまま調整していき、狙ったグレードに近づけていきます。

どうしても調整仕切れ無い場合は、課題のムーブを壊すのではなく、グレード(難易度)を上げて対応したりもします。

例えば、5級を狙って作っていて、とても面白いムーブができた。調整してもなかなか5級にならない場合は、面白いムーブをやめるのではなく、いっそのこと4級にして調整する。ということですね。

もちろん、こうしたやり方は妥協するより時間がかかりますが、妥協はしたくない。
大ちゃんイズムをガレーラのスタッフも受け継いで、我々もルートセットしています。


外岩の課題のように、手と足の順番を間違えるとバランスが取れない!というような課題も多く、とても面白いです!
そんな一宮大介さんの課題は、ガレーラでたくさん登ることができます。

レギュラーの課題ではほとんどセットに入ってもらっていますし、毎月のマンスリー課題のゲストセッターとして、半分は大ちゃんです。

2020年6月、7月、8月、全部大ちゃんのマンスリー課題あります!
お楽しみください!

では、また〜